あたしのことをいい表すとしたら、まさにこれ。「平均的な」とでも言っておこう。身長体重、保健体育の教科書に載っていてもおかしくない、日本人女子を体現したような、そんな体格をしている。身長が高い子からも小さい子からも羨ましがられる、平均値である。さて、昨日のことだが巣鴨の「Goro」に初めて足を踏み入れた。山靴をどうにか手に届く金額で、セミオーダーで作ってくれるというこのお店、最近身の回りのお山仲間の間で熱い。そんな私も革の山靴は憧れの一品だ。しかし、まだまだ今の1足を履き潰すほどお山経験の少ないあたしには贅沢な一品である。とは言え、いつか自分の足にも「Goro」の靴を履いてみたいそんな気持ちでお店のドアをくぐってみた。あたしは怪我の後遺症でほんの少しだけ左足を引きずっている。2.5mm刻みで左右の靴を合わせてくれる「Goro」の靴はそんな足に負担をかけずにジャストフィットな履き心地を提供してくれだろう。でも、靴を買う前に買わなきゃならないものが山ほどある。お財布の口は固く、気持ちは軽い。「あの〜、まだ買えないんですけど、見ていいですか?」そんなお気軽にお店に入ったあたしに、Goroのご主人は「いいよ、2Fにもるからみていきな」とちょっとドキドキするような口調で2Fを案内してくれた。2Fに上がってみると、そこにはサイズ別にずらっと靴が展示してある。「ほぉ〜」と思うのだがどこから手を出していいのか分からない。というか触っていいのかさえビビリ気味だ。そんなびくびく夢るあたしをお店の女性スタッフの方が「足を採寸しましょう」と気軽に声を掛けてくれた。「え!いいんですか、まだ買えないんですが」「大丈夫ですよ〜、靴買うときの参考にしてください」と言って長いすを勧めくれた。裸足になって採寸表の上に立ち、右足からまずメジャーで測ってもらう。あたしの足の一番長い所、高い所、低い所。足を立体的に捉えて採寸する。右足が終わったら次は左。オーダーで何かを作ったのは成人式の振袖以来かな?メジャーをあてられる足がこそばゆいのか、気持ちがくすぐったいのか分からない。左右の採寸が終わった。どうかな?どうかな?「そうですねぇ、左右で、長さも高さも2mmも違わないないですねぇ、これなら、この24cm試し履きしてみてはどうですか?」「あ、は、はい」棚に並べてあった24cmの登山靴を履く。あ、なんて気持ちいいんだろう。足首をきっちり支えながら、足元は軽くフィットする感じ。「どうですか?」「は、はい、とっても楽です」「じゃぁ、24cmで丁度いいみたいですね」………「あ、あの〜、あたし甲高とか外反母趾とかそういの大丈夫でしょうかねぇ?」突然マイナスを問う私にお店のスタッフのおねーさんは「全然大丈夫ですよ」とちょっと困ったように微笑んだ。あ、そうなんだ、全然大丈夫なんだ。「あ、あの〜そうすると、左右の長さもほぼ違いなく、足の形状の問題ないあたしが靴選ぶなら?」思わず分かってはいるが聞いてしまったそしてお店の方の答え「そうですね、特に問題のある足ではないので、まずは既製品お薦めしますね」き、既製品が合う足って…「あたしの足は特に問題や目だった特長ってないんでしょうか?」「そうですねぇ、いわゆる問題の無い平均的な足ですから大丈夫ですよ」と優しく微笑みかけられても、なんだか反対に切ない気持ちになるのは何故?あ〜あ、やっぱり…でもさぁ、やっぱりGoroだからセミオーダーにしたいじゃん。「あ、あの、もしセミオーダーするならどうのような?」そしてお店の方の答え 「そうですね、特に問題のある足ではないので、ソールを変えたり、インソールのオーダーをお薦めします」そうですかぁ、そうですかぁ…「またぜひ今度はちゃんとお願いできるようにお伺いします!」そういって足を測ってもらった採寸表をしっかり握り、お店を後にした。どこまでいっても平均値なあたし。足ぐらいちょっと特徴あったらいいなと思ったのは贅沢なないものねだりなのでした。でも、なんだかちょっと寂しい3月の巣鴨の夕暮れ時。刺抜き地蔵によって赤パンのお店覗いて都電にゆられて彷徨う都内で、あたしの足はそれでもトコトコ歩き続けているのでした。JUGEMテーマ:日記・一般
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上を向いて歩こう。
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March 21 2010, 8:10pm | Comments | [ original_link ]







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