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    よったり衆に酔いしびれる。

      「よったりって何?」

    地元の文化会館で行われた落語会のチケットの半券を眺めながら、同じ席の並びに座っている父に聞いてみた

    父の目線といったら、そりゃあんた、あれですよ

    その時はなたれた大人の常識初級惨敗決定視線

    「よったりって4人って事だろ」

    あきれ果てるってこーゆうこと?

    初めは、えーっ、ほんとぅ?と疑いのダークサイドに一瞬落ちそうになったがそこは踏ん張り。 いや、ドスコイ(謎)

    おっー、なるほど! よくよく見れば チラシのメインのお顔は4つある

    生まれて初めてしったよ、よったり。

    五人の時はゴッタリなんだろうか?九人だったら、グッタリ? と思ってしまう。 しょーがない思考回路に一人ツボに入る

    バカですね〜

    と、話を戻して、どっこらしょ。

    今までかの生きた骸骨、いやいや失礼(汗)笑点の生き字引、桂歌丸師匠の出演にばっかり気をとられて、あんまり他の事考えておりませんでした が、実はすごいメンバーの落語会だったんです

    いやー、最近の落語ブームでなかなか名人級と言われる方や、テレビでよく見る噺家さんのチケットは欲しくてもなかなか買えないくらいなんですが、

    あ〜、素晴らしきかな、地方巡業。 (そ、そんな地方ではありません、ホント。)

    落語会の伝道師「桂歌丸」師匠を筆頭に、人間国宝好男子、いえ、講談師「一龍斎貞水」(もしかして講釈師のほうがあってるかも?勉強不足でごめんなさい)、若い若いと思っていたらいつの間にかナイスミドルな「三笑亭夢之助」、上方の次期NHK司会を狙う(偏見込み(笑))「桂吉弥」、他 おもろい面々。

    あんな顔、こんな顔みんな知ってる! 歌丸師匠なんて、あたしが生まれた時から「笑点」にでている、日曜日夕方のサザエさんより親しみ続けたハゲチョビンである

    あっ、失礼(汗)

    フンモォー!そんな訳で、興奮しないわけがない

    落語は庶民の娯楽なのである つまり、あたしの娯楽だー! ゴルゴにゃ背中を向けないが、娯楽にも決して背中は向けません

    落語=面白い それは誰もがあたりまえに思っている事で、話の筋さえ知ってれば、あたしにだって誰かに話すことだけなら出来るかもしれない

    でも、結局は噺家さんの腕次第 同じ噺でも語る芸人さんによってこうも違うのかと素人のあたしにも実感できます

    歌丸師匠が、扉をコツンコツンと叩く。

    片手でそのジェスチャーをして、もう一つの手は扇子の持ち手で、タイミングを合わせて床を叩く。

    「コツンコツン」 その一瞬だけでまるで目の前に扉が見えるような錯覚に陥った

    師匠達はその日の舞台にあがる前に、自分の芸に見合った音を探す為、床の色々な場所で音を確かめるらしい

    だから同じ演目で、同じ扉をたたくシーンでも場所が変われば同じところを叩く事はない

    小さな芸への気遣いによって、観ている観客を虜にするのだ。

    ほんと、ため息がでるほど素晴らしいです。そして笑い。老若男女これほど関係ない世界は無いのかもしれない大人になってみんなで「おならプ〜で笑える事なんて普通生活してれば普通無い。多分無い。呑んで無ければほとんど無い。でも吉弥さんの話の中では誰もが、あ〜あるあると大爆笑。足をじたばたさせて転げてる奥様もいらっしゃいます。ちょっと大丈夫かねぇ?夢之助師匠はテレビと変わらず明るいキャラクターで、軽快に現代落語で会場をリラックスさせてくれる駄洒落を素直に受け入れられるなんて、会社いいたらまず無いだろう。フッフンとかへぇとか流してしまいそうなところだが、語る人が違えば違うのである。会社のおっさん達と一緒にしてはいけません。怪談のイメージが強い一龍斎貞水師匠の講談に、来るなら来てみろ、お菊さん!と恐怖に構えて見れば、ほろっとさせられる人情物。枕が始まったときは、居酒屋にいる職人のおっさんがぼそぼそしゃべっているのかと思ったが、本題が始まったとたん、声、顔、オーラが違う。あらためて人間国宝の意味を痛感。落語のように寄席にお客が足を運ぶのではなく、軍記や人情物を町の路の交差路で語る辻講釈から始まったという講談は歩く人々を立ち度ませて引きずりこむ力が必要だ。だからあたしもぐんぐん、ぐんぐん引き寄せられた。語る力、魅せる力、本当に堪能させてくれた酔ったり落語会。よったり衆に酔いしびれながら、食べたみたらし団子の味も格別な1日でした。JUGEMテーマ:エンターテイメント

    July 3 2009, 10:04am | Comments | [ original_link ]


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