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    チャイルド44

    チャイルド44 上巻 (新潮文庫)

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        トム・ロブ スミス
    
        新潮社
    
    
    
     ¥ 740
    
    
        (2008-08-28)
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    子供たちは森に消えた (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
    
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        ロバート カレン
    
        早川書房
    
    
    
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        (1997-10)
    

    昨年暮れに体を壊した時に読み始めて、先程やっと読み終わりました。このミス海外版1位ということで、手にとった。ミステリーものをとしては時間がかかってしまった訳ですが、途中、ページをめくるのが止まってしまいかなり放置してたわけです。真っ先に読み始めて思い出したのは、昔読んだノンフェクションの実在のソ連の連続殺人鬼をあつかった「子供たちは森に消えた」のアンドレイ・チカチーロだった1970年代から約8年の間に52人殺害したという、「なで肩の殺人者」で知られる実在の殺人鬼であるまさに、このチャイルド44もこの連続殺人鬼をベースに当時のソ連という共産主義国家をあぶり出しているそしてこの「共産主義国家」の描写が私のページをめくる手を止めさせたのだ。昨年暮れ、今世紀最大の大恐慌になり得るのでは?と世の中が騒ぎ、職を無くした人々が、共産主義について語りだした時に、スターリン体制の国家のその当時の実態をフィクションとは言え、かいま見た時にとても受け入れられないと感じたまず実在のチカチーロの犯罪が52人という大量殺人につながったかと言うと、当時のソ連のベースにあった「連続殺人は資本主義の弊害によるものであり、この種の犯罪は存在しない」という見解であったつまり、ソ連には犯罪行為など存在しないという前提のもと、連続殺人は存在せず、しかりて犯罪捜査も行われないのであるチャイルド44ではソ連の大飢饉時に猫狩りに出かけた2人の兄弟から話が始まる。全体で言えばただの導入である。しかしながら、重い。これのどこがミステリー?と思いつつページをめくり、独りの子供の失踪で、時代が進む。あれから20年経ち、やはり子供が次ぎ次と殺されていく中、あの子供の失踪事件へとつながっていくのだしかし子供が44人死んでいるとわかっているのに「これは連続殺人である」と声を上げられない実態「犯罪が行われている」と声を出したものが反逆者として罰せられてしまうのだ。それに気がついた主人公国家保安省捜査官レオが、真実を求める事によって追われる立場になりながらも、ハンターとし殺人鬼を追いつめていく。犯人の描写や行動は、チカチーロに基づいてはいるが、動機だけはこの本のオリジナルのメッセージである。スターリン体制下のソ連でだからこそ、起こりえた犯罪。ロシアで発禁になっただけの事はあります。ちなみに映画化がリドリースコットで予定されている事という訳で、スコット兄弟のファンとしては実現してほしい一本である

    January 19 2009, 4:14am | Comments | [ original_link ]


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